レンズはリニア、カラーはフラットで!
今回は前回のブログGoProを選ぶ理由3選に続いて、GoProのお勧めの機能についてお話させていただきます。
わたしが普段使っている、GoPro HERO9 Blackエディションは強力な手振れ補正機能や5Kビデオと20MPの写真が撮影でき、優れた耐久性と防水性を備え、あらゆるシーンで大活躍してくれるウェアラブルアクションカメラです。
現在、わたしはSNSや動画共有サイトに縦動画を投稿する機会が多くなっています。最初にご紹介したいのがこの縦画面で撮影する時のレンズの設定は「リニア」を選ぶことをお勧めします。
本来超広角が撮影できるカメラとして名を馳せたGoProですが、HERO8からリニアと挟角というレンズを選択できるようになりました。
レンズが広角の時のデメリットとして、横画面でいうと水平線が湾曲し、縦画面だと、垂直の線が膨らみ、ビールの樽のように映ります。
もちろん広角が良くないということではありません。
例えば横画面で水中で魚の群れを撮影をする場合やサーフィンをセルフ撮影する場合など広角で大迫力の映像をキャプチャーできることは大きなメリットだど思いますが、縦画面には向いていないなとわたし個人はそう思っています。
直線がほぼ真っすぐに見えて、挟角よりも広い視野角がある、リニアが丁度良いと思いますのでみなさんも試してみてください。
■ この動画を撮影した時の設定
| ビデオ解像度 | 1080P |
| アスペク比 | 16:9 |
| FPS(フレームレート) | 240(スローモーション撮影) |
| レンズ(視野角) | リニア |
| HyperSmooth3.0(ビデオ手ブレ補正) | ON |
次にお勧めする機能はカラーの設定です。
GoPro HERO9ではPROTUNEの設定でカラーは「GoProカラー」と「フラット」の2つから選ぶことができます。
GoProカラーはビビットで高コントラストな感じで映像をキャプチャーします。一方、フラットはよりナチュナルな色合いで一見、色が抜けたような感じでキャプチャーします。
撮影後に編集することが決まっている場合は後からカラーコレクションやカラーグレーディングに向いているのはフラットの方です。
フラットの設定ではシャドウとハイライトの詳細をキャプチャすることができるので編集の時にLUTをあてて、さらにカラーを調整して、わたし自身が撮影時に見た色合いを再現するのに大きな役割を果たしています。撮影後に編集することが決まっているなら、「フラット」で撮影をすることをお勧めします。
■ この動画の編集環境
| ソフト | DaVinci Resolve |
| LUT | DJI_Phantom4_DLOG2Rec709 |
※GoPro用のLUTはネット上にあるようですが、DaVinci Resolveに最初から入っている、DJI_Phantom4_DLOG2Rec709でも代用が可能との情報を得たので使っています。このLUTの色表現はわたし個人は気に入っています。
カメラマン:ヤマモトカツミ
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